対面キッチンの方にオススメ!「キッチン間仕切り」の取り付け方法
開放感があり、家族とのコミュニケーションがとりやすいのが魅力の対面キッチン。
しかし、「部屋全体に料理の匂いが広がりやすい」「水はねや油はねが気になる」とお悩みの方も多く、「ガラスのキッチン間仕切り」を注文する方が多くいらっしゃいます。
今回はそんな方のために「ガラスのキッチン間仕切り」の施工方法をご紹介します。
この記事のポイント
- ガラス間仕切りの設置に必要な部材がわかる
- 「ビスあり」と「ビスなし」どちらの施工方法もわかる
- 施工方法が動画・画像でわかる
「ビスあり」の施工方法
ビスを使ってしっかり固定する方法です。
テープで固定する方法と比べ、経年劣化によるズレやガラスが外れるリスクが低く、安全性に優れます。
こちらの施工方法は動画でご覧いただけます。
使用する取付部材
コの字アングル
バックアップ材
シリコンシーラント
コーキングガン
セッティングブロック
ビス
マスキングテープ
施工方法
1. コの字アングルを取り付ける
コの字アングルを取り付ける場所に印をつけて、ビスで固定していきます。
2. コの字アングルの溝にセッティングブロックを置く
セッティングブロックをコの字アングルの幅に合わせてカットします。
3. ガラスを設置する
コの字アングルにガラスを設置していきます。ケンドンで入れていきましょう。
「ケンドン」って?
「ケンドン」とは、上のコの字アングルに差し込んだ後に下のコの字アングルに差し込み設置する方法です。詳しくは動画でご覧ください!
4. バックアップ材をガラスとコの字アングルの隙間に詰め込む
ガラスがガタつくことを防止するためコの字アングルの隙間にバックアップ材を詰めていきます。ガラスの表側・裏側両方にバックアップ材を詰めてください。
セッティングブロックよりも内側に、上下合わせて8箇所ほどに詰めていきましょう。バックアップ材がコの字アングルからはみ出していると仕上がりが汚くなってしまうので気をつけてくださいね。
5. コーキングをする前にマスキングテープで養生する
シリコーンの汚れ防止のため、コの字アングルとガラスにマスキングテープを貼って養生していきます。
6. コの字アングルとガラスの隙間にシリコンを打ち込む
シリコーンをコーキングガンにセットします。
シリコーンを充填し仕上げていきます。今回、使用した色はクリアです。
固まらないうちにヘラで余分なシリコーンをとっていきましょう。10分ほどで表面が固まってしまうので、気をつけてくださいね。
7. マスキングテープを剥がす
最後にマスキングテープを剥がして完成です!シリコーンが固まる前にマスキングテープを剥がしてくださいね。
完成
完成したキッチン間仕切りがこちら!開放的な空間はそのままにキッチンのお悩みを解決してくれますよ。
「ビスなし」の施工方法
通常はビス止めで設置するのですが、穴をあけられない大理石のカウンターや、穴をあけることに抵抗のある方には、ブチル(両面)テープとシリコンシーラントでの設置をご提案しています。しっかりと固定されるので、簡単に外れることなく安全にご利用いただけます。
※こちらは一般的な取り付け方法の参考情報です。現場の状況に合わせて、適切な方法をご検討いただけますと幸いです。
使用する取付部材
コの字アングル
バックアップ材
シリコンシーラント
コーキングガン
セッティングブロック
ブチルテープ
マスキングテープ
施工方法
1. コの字アングルを取り付ける
コの字アングルを取り付ける場所に印をつけます。
2.取付位置にコの字アングルを建築用両面テープで設置する
建築用両面テープを貼ったアングルを目印の位置に合わせて固定します。
3.セッティングブロックをカットしコの字アングルに詰める
セッティングブロックをコの字アングルの幅に合わせてカットし、コの字アングルにセットします。
4.ガラスを設置する
コの字アングルにガラスを設置していきます。ガラスは「ケンドン」と呼ばれる方法で設置します。
まず、ガラス上部を上のコの字アングルに差し込みます。そのままガラスを垂直に立てていき、ガラス下部を下のコの字アングルに差し込めば設置できます。
「ケンドン」って?
まず、ガラス上部を上のコの字アングルに差し込みます。そのままガラスを垂直に立てていき、ガラス下部を下のコの字アングルに差し込めば設置できます。この設置方法を一般的に「ケンドン」といいます。
5.バックアップ材をガラスとコの字アングルの隙間に詰め込む
セッティングブロックより内側に、バックアップ材をちぎって詰めます。
セッティングブロックよりも内側に、上下合わせて8箇所ほどに詰めていきましょう。バックアップ材がコの字アングルからはみ出していると仕上がりが汚くなってしまうので気をつけてくださいね。
6.コーキングをする前にマスキングテープで養生する
シリコンを打ち込む前にマスキングテープで養生し、汚れを防いでください。
コーキングは「①アングルと取り付け部分」「②ガラスとアングルの隙間」の2カ所に行います。
7.コの字アングルと取り付け部分の間にシリコンを打ち込む
シリコンを充填し、テープで接着した隙間をシリコーンで埋めるを埋めるように打ち込みます。
コーキングガンのセット方法
レバーを引き、シリコンをセットします。充填する際はトリガー部分を引いてご利用ください。
8.固まらないうちにヘラで余分なシリコンをとる
固まらないうちに余分なシリコンをとっていきます。シリコンは10分ほどで固まってしまうので注意してください。
余分なシリコンの取り除き方
シリコンの厚みがある部分を、ヘラでしっかりと削るように取り除いてください。ヘラは金具に沿わせるように、一定の角度でスーッと滑らせるとうまくいきます。はみ出したシリコンは、この段階でしっかり取り除いておくと、よりきれいに仕上がります。
9.シリコンが固まる前にマスキングテープをはがして完成