IKEA「デトルフ」に「ガラス棚板」を増設する方法!6ステップまとめ|ガラス板の専門店オーダーガラス板.COM

IKEA「デトルフ」に「ガラス棚板」を増設する方法

IKEA「デトルフ」に「ガラス棚板」を増設する方法

IKEAさんのスタイリッシュなガラス扉キャビネット「デトルフ」。写真立てや小物、フィギュアなどのコレクションを飾るにはもってこいの商品です。しかしこのデトルフ、ガラス棚板の位置を変えられないので、もどかしさを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、IKEAのガラス扉キャビネット「デトルフ」をDIYして、ガラス棚板を増設する方法をご紹介します!

この記事のポイント
  • デトルフのガラス棚と同じサイズのガラス板をご用意しています
  • 棚を増設するために必要な道具、設置方法を紹介しています

必要なものを準備しよう!

デトルフのガラス棚板増設に用いる準備物はこちらです。ここで紹介されている部材の数はガラス板1枚を増設するために必要な数となります。これらの部材はホームセンターなどでお買い求めいただけますよ!

準備物一覧

「カッターナイフ」と「金属バサミ」は、支柱のアルミパイプ切断実験にしようしたもので、実際の作業には不要です。

棚板に使えるガラス板を確認する

必要な部材の詳細
番号 部材 数量
1 アルミパイプ
内径4ミリ 外径6ミリ 長さ295ミリ
2本
2 シリコンチューブ
1センチカット
4個
3 ガラス板(フロートガラス)
厚み4ミリ サイズ 383 × 294ミリ
1枚
4 ボールチェーン支持金具
5ミリ
4個
5 丸ワッシャー(ステンレス)
M4
4個
6 六角ナット(ステンレス)
M4
4個
7 スプリングワッシャー(ステンレス)
M4
4個
8 六角ボルト(ステンレス)
M4 × 30ミリ
4本
必要な道具
  • 金鋸
  • スパナ 7ミリ
  • はさみ
  • マジックペン
  • メジャー

いよいよ増設作業開始!

必要な道具や部材が揃ったところで、さっそくデトルフにガラス棚板を増設していきましょう!

手順
  1. 既存のガラス板を取り外す
  2. パイプを必要な長さに切断
  3. パイプにクッションを設置
  4. パイプを固定させる金具をデトルフに取り付け
  5. 取り付けた金具にアルミパイプを通す
  6. パイプの上にガラス板を設置

作業はこの6ステップです。アルミパイプで作った土台をデトルフに固定、そこへガラスを置く、といった流れになります。

 

1.既存のガラス板を取り外す

まず、デトルフに付属している既存のガラス棚板を取り外します。作業中に体や工具がガラス板にぶつかって、落ちたり割れてしまっては大変です。安全のためにも、付属のガラス棚板は取り外し、安全な場所に置いておきましょう。

全てのガラス棚板が取り除かれたデトルフ

↑ 全てのガラス棚板が取り除かれたデトルフの様子。

 

2.パイプを必要な長さに切断

アルミパイプを切断している様子

それでは、部材を適切なサイズにカットしていきましょう。後々ガラス棚板を載せる土台となる「アルミパイプ」を、長さ295ミリに切断してください。

増設したいガラス板1枚につき、長さ295ミリのアルミパイプは2本必要です。あらかじめメジャーや定規で長さを測り、マジックで切断箇所に印をつけておくと安心です。

アルミパイプ切断に使うのは「金鋸(かなのこ)」という金属用のノコギリです。今回使うアルミパイプなら、3~5分ほどであっさり切れます。「金鋸 ( かなのこ )」はネットで 600 円~で売られておりますので、手軽に購入できます。

また、切断面はこのようになっています。金鋸でカットしたアルミパイプは尖った凹凸があり危険です。けが防止として「金属やすり」で角を丸めると、より安全です。

アルミパイプの切断面

カッターや金属ハサミでもカットしてみたところ、以下のような結果になりました。

アルミパイプの切断で失敗した工具
カッターナイフ 金属バサミ
30分ほど頑張ったものの切れ目が入るだけ。奥に切り進む様子はなく諦めました。失敗です。 金属バサミの場合は、押し切る形になります。切り口が潰れてしまいました。これではアルミパイプにネジをはめ込められないため、失敗です。

金鋸なら、アルミパイプを潰してしまうことなく、簡単にカットできます。

この手順でのポイント
  • アルミパイプの長さは295ミリ
  • ガラス棚板1枚につき295ミリのアルミパイプが2本必要
  • アルミパイプを切断する際の工具に注意

 

3.パイプ(土台)にクッションを設置する

シリコンチューブをカットしている様子

ガラス板とアルミパイプのクッション材であるシリコンチューブ、この2つを適切なサイズにハサミで切ります。

今回はデトルフ付属のシリコンチューブと同じ長さである「1センチ」にします。ガラス板1枚に対してシリコンチューブは4個必要です。アルミパイプの時と同じく、あらかじめメジャー等で長さを測り、切断予定の場所にマジックペンで印をつけておくと失敗しません。

1センチにカットされたシリコンチューブ

↑こちらが切断したシリコンチューブ。これをアルミパイプそれぞれで2つずつ、計4つ作ります。

シリコンチューブを通したアルミパイプ

そして、アルミパイプにシリコンチューブを付けたものがこちらです。この2本のパイプが、後々ガラス棚板を受ける土台となります。

 

4.パイプを固定させる金具をデトルフに取り付け

それでは、手順2~3で製作したシリコン付きアルミパイプをデトルフに取り付ける手順になります。ガラス棚板を載せるアルミパイプを、デトルフへしっかり固定していきましょう。

 

六角ボルトにスプリングワッシャーを通したもの

六角ボルト」に「スプリングワッシャー」を通してください。(赤マル部分)

 

ボールチェーン支持具の取り付け

「ボールチェーン支持金具」を、デトルフにあらかじめ使われている、縦向きのアルミパイプにはめ込みます。

 

ボルトを通す様子

先ほどの、スプリングワッシャー付きの六角ボルトを、ボールチェーン支持金具の片方の穴に通します。デトルフの扉側であれば手前の穴壁側であれば奥の穴に通してください。

 

丸ワッシャー取り付けの様子

ボールチェーン支持金具の片方の穴にだけ通されたボルトに、丸ワッシャーを通します。

 

ボールチェーン支持金具に完全にボルトを通す

丸ワッシャーを取り付けた六角ボルトを、ボールチェーン支持金具のもう一方の穴に通します。デトルフの扉側であれば奥の穴壁側であれば手前の穴になります。

 

ボルトとナット
固定された金具

続いて、六角ボルトに六角ナットを通し、「スパナ 7ミリ」を用いて締めていきましょう。棚板を設置したい高さに金具を移動させてからナットを締めることで、好きな位置にガラス棚板を増設することができます。

 

同様の手順で、のこりの3つ角にも金具を取り付けてください。

 

5.取り付けた金具にアルミパイプを通す

手順 2 で作成した、シリコンチューブ付きアルミパイプを、手順 4 で固定した六角ボルトに被せる様に取り付けて下さい。この際、前後どちらかの六角ボルトがつっかえてしまい、うまく取り付けできないことがあります。もし引っかかってしまった場合は、一時的に六角ナットを緩めてください。

ひとつ目の金具(壁側の金具) ふたつ目の金具(扉側の金具)

 

土台完成!
これで、ガラス棚板を載せる土台が完成しました。
横から見たところ

横から見るとこんな感じです。

 

6.パイプの上にガラス板を設置

手順 1 で取り外した、元々デトルフに付属していたガラス棚板を、元の土台に戻します。

続いて、増設した土台に新しいガラス棚板を載せます。ガラスを載せる際、ガラス板の角度が斜めになったりガタつく場合は、土台の六角ナットの位置を調整してください。角度が付いたままであったり、ガタガタしたままで棚を使い続けるのは大変危険です。

ガラスをはめ込んでいる様子

完成!

これにて、デトルフのガラス棚板増設、完了です!

必要な部材や工具・文房具を揃えれば、意外と簡単にガラス棚板を増設できます。作業の山場はアルミパイプの切断、ここを乗り越えればもう大丈夫です!

 

DETOLF( デトルフ ) 用 透明ガラスの施工事例

T様

DETOLF ( デトルフ ) 用 透明ガラス 4ミリ 2 枚

I 様

DETOLF ( デトルフ ) 用 透明ガラス 4ミリ 4 枚

詳しく見たい方はこちら

5ミリ厚のガラス板でもOK!でも…?

今回の増設作業で、棚板に用いたのは4ミリ厚のフロートガラス。一般的にホームセンターなどで販売されているのは厚み5ミリのガラス板です。厚みが1ミリ違うだけなので、増設自体は問題ないのですが、やはり見た目が違ってきてしまいます。

そこで、厚み4ミリのガラス板と、厚み5ミリのガラス板をそれぞれ棚板に置いて、比較してみました。

厚み4mmのガラス板 厚み5mmのガラス板

 

見栄えに大きな相違はありませんが、デトルフの付属のガラスの厚みが4ミリのため、厚み4ミリのガラス板の方が厚み5ミリのガラス板よりも馴染んでいますね。デトルフの増設用のガラス板は、ぜひ4ミリ厚のものをお使いください。

 

デトルフの棚用のガラス板/カート注文

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