「ガラス用感光性接着剤 Bohle」を使用したガラスの接着方法|オーダーガラス板.com

「ガラス用感光性接着剤 Bohle」を使用したガラスの接着方法

ショーケースやガラスケースなど身の回りのガラスは、どうやって接着されているか知っていますか?ガラス専用の接着剤を使用してガラス同士をくっつけているのですが、耐水性のものや紫外線で硬化させるものなど様々な種類があります。

そこで今回は、紫外線で硬化させる感光性接着剤を使用したガラス同士の接着方法について紹介していきます。ショーケースや展示用ガラスケースを制作したい方は必見ですよ!

この記事のポイント

  • ガラスの接着には「ガラス感光性接着剤 Bohle」がおすすめ
  • UVライトを照射するだけで短時間で効果する
  • 水槽など水のかかる用途には使用できない

ガラス感光性接着剤 Bohle

今回使用するのは、Bohle(ボーレ)社製のガラス感光性接着剤です。紫外線で硬化させるタイプの接着剤のため、短時間で簡単に施工できます。接着剤自体も透明でサラサラなテクスチャーのため、ガラスの透明感を残しながら綺麗に接着したい場合、ガラス感光性接着剤がオススメですよ。
メリット
  • ガラスの透明感を残した綺麗な仕上がり
  • 接着時間が短いため、短時間での施工が可能
  • 施工が簡単で失敗も少ないため、初心者の方でも安心
注意点
  • 屋外での施工はできません(太陽光に紫外線が含まれているため、作業途中で硬化が始まってしまいます)
  • 水槽などの水を使用する用途には使用できません(感光性接着剤は水に弱く、はがれてしまいます)
  • 飛散防止フィルムが貼られている場合、接着部分のみフィルムをカットしてください(フィルムが紫外線をカットしてしまうため硬化ができません)
  • ガラスの側面(断面)は磨き加工を行ったものを使用してください(デコボコした断面の場合、うまく接着できません)

感光性接着剤でガラスを接着してみた!

今回はガラス3枚を使用してコの字型にガラスを接着していきます。動画でも紹介していますので、合わせてご覧ください。

準備するもの
  • ガラス
  • 感光性接着剤
  • UV照明
  • コーナークランプ
  • ガラスクリーナー
  • ティッシュ

※感光性接着剤以外にも、UVライト、クランプなど弊社で取り扱っております。
製品について詳しくはこちらをご覧ください。

手順
  1. ガラスの汚れを落とす
  2. ガラスをコーナークランプで固定する
  3. 接着剤を充填する
  4. UVライトを照射する(30秒ほど)
  5. はみ出した接着剤を拭き取る
  6. UVライトを照射する(3分ほど)
  7. ガラス接着完了!

1. ガラスの汚れを落とす

まずはガラスに付着した汚れを綺麗に落としていきます。接着剤は水に弱いため、ガラスが濡れている場合は、しっかり乾燥させてから次の作業に移ります。

2. ガラスをコーナークランプで固定する

まずは、クランプなどを使用して接着したい形状にガラスを固定しましょう。この時に、ズレや隙間なく固定することが仕上がりを左右します。

UV接着の場合、接着剤を塗った後にガラスを合わせるのではなく、ガラスを隙間なく合わせてから接着剤を流し込みます。接着剤が薄ければ薄いほど接着力が高まるため、できるだけガラスを密着させるように固定してください。
固定できたら、直角になっているかを確認するため対角の寸法を測ります。
コーナークランプについて

コーナークランプを使用する際は、木材を挟むことでガラスの角に空間ができ、作業が行いやすくなります。両面テープなどを使用して木材が落ちないようにしておくと便利ですよ。

木材なし 木材あり

3. 接着剤を充填する

ガラス同士の設置面に接着剤を流し込んでいきます。接着剤は水のようにサラサラなテクスチャーのため、染み込むように接着面全体に広がっていきます。

別売りのニードルとアダプターを使用すると、より細かい作業がしやすくなります。接着剤のはみ出しなども軽減されるためオススメです。
接着剤が接着面に広がっているか確認しましょう

この時、接着剤が入り込んでいない箇所があれば、再度その部分に充填させるようにしてください。液が広がっていない場合、接着面を見ていただくと色が違って見えるので分かりやすいです。

4. 【一次照射】UVライトを照射する(30秒ほど)

30秒ほどUVライトを当てます。ガラスの厚みにもよりますが、30秒ほどで接着面は硬化しはじめます。持ち上げてもガラスが外れることはありませんが、完全に硬化はしていないため注意してください。

UVライトの当て方について

UVライトは接着面に直角に当たるようにしましょう。また、UVライトと接着面を近づけるほど効果が高まります。

5. はみ出した接着剤を拭き取る

一回目の照射の後にはみ出した接着剤をティッシュなどで拭き取り綺麗にしておきましょう。1度拭き取ったらティッシュは何度も使用せず新しいティッシュを使って拭き取ってください。

接着剤は空気に触れていると硬化しにくいため、一次照射後のこのタイミングで拭き取るようにしましょう。そのままにしておくと、仕上がりが汚くなる原因になります。

6. 【二次照射】UVライトを照射する(3分ほど)

はみ出した接着剤を綺麗にしたら、仕上げにもう一度UVライトを照射します。3分ほど照射させると完全に硬化します。

7. ガラス接着完了!

これで接着完了です!UVライトでの硬化で接着を行うため、一般的な接着剤のように待つ時間が少なく、すぐに次の作業に取りかかれますよ。ガラスを叩いても接着面が剥がれることもありません。

「ガラス用感光性接着剤 Bohle」についてお気軽にご連絡ください!

いかがでしたでしょうか。今回は、「ガラス用感光性接着剤 Bohle」を使用したガラスの接着方法について紹介しました。ブラックライトで硬化させるだけなので、長い時間接着剤が乾くのを待つこともなく時間もかからないので「すぐに使用したい!」という方にもオススメです。感光性接着剤を使用してケースを作る場合、水を入れて使用するような水槽には使用することができませんのでご注意ください。

 

OOKABE GLASS では、ガラス用感光性接着剤を販売しております。ご購入を検討されている方はこちら(0120-12-4466)まで、お気軽にお問合せください。ご相談やご質問もお気軽にどうぞ。専門スタッフが丁寧に対応いたします。

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