大きな窓から光が入る開放的な住まいで問題となるのが、プライバシーです。
こういった窓の目隠しに悩んでいる方から、「採光性」「開放感」「プライバシー」の面でどのようなガラスにしたら良いか、よくご相談をいただきます。
こちらでは、光を遮らずに視線を遮る工夫をご紹介。実は、窓ガラスには光を遮らずに窓の目隠しができる方法がいくつもあります。
ガラスは大きく3つ、そのほかにもフィルムという選択肢もあるので、4つの目隠し方法をどのようなときに使用するべきか、表にまとめました。
型板ガラス | 内装・外装に合った、デザイン性の高い窓に替えたいとき。 |
---|---|
すりガラス | 安く目隠しできるガラスに替えたいとき。 |
ミラーガラス | 室内からの外の景色を変えたくないとき。 |
ガラスフィルム | ガラスを替えずに、手軽に窓の目隠しをしたいとき。 |
デザイン性も重視したいという方には「型板ガラス」がオススメです。
型板ガラスとは、表面に凹凸がある模様入りのガラスです。画像のような「霞(かすみ)」「梨地(なしじ)」は、型板ガラスの中でも特によく見られる柄です。
凹凸の形状によって柄が変わり、ガラス越しの景色の見え方も様々に変化します。デザインが豊富なので、住宅の内装や外装に合わせて模様を選ぶことができます。
また、型板ガラスは断熱性の高い「ペアガラス」にできることも特徴。外からの目隠しをしつつ寒さ対策や結露対策ができるため、浴室やキッチンの窓ガラスなどにオススメです。
窓に型板ガラスを検討されているお客様には、断熱・遮熱性能を高める複層ガラスをご提案しています。
デザインペアガラス「Dezart Pair(デザートペア)」シリーズは、当店の中でも人気のある輸入デザインガラスを断熱性能を高めるために、ペアガラス(複層ガラス)にしたシリーズです。
コストをかけずに目隠し対策をしたいという方には「すりガラス」をオススメします。
すりガラスは、透明ガラスの片面を擦り不透明にしたガラスです。型板ガラスよりも透明度は低く、乳白色になります。
画像のように、すり加工から徐々に透明になっていくグラデーション処理、ガラスの下半分だけすりガラスで不透明にする、目隠しをしたい場所だけすり加工をし、残りの部分は透明のまま残し、景色が見えるようにするといったこともできます。
一方で、通常のガラスよりも手垢や汚れが付きやすいことや、すり加工された面が水に濡れると、透明に透けてしまう点がデメリットです。外窓の目隠しに使用したい場合は、「すり加工がされている面を室内側に向けること」「水回りでの使用は避けること」で、問題無く使用できます。
すりガラスに似たデザインで、「フロストガラス」や「ミストガラス」と呼ばれるガラスがあります。
「フロストガラス」は、すりガラスの表面に特殊な処理を施すことで、手垢を付きにくくした「手垢の付きにくいすりガラス」です。また、すりガラスのように水に濡らしても透けることはありません。
断熱性能のあるペアガラス(複層ガラス)や、強度の高い強化ガラスにすることも可能です。
「ミストガラス」は、お風呂のドアや、テーブルトップなどによく利用され、視界を遮るオシャレなガラスとして利用されるガラスです。
こちらも、断熱性能のあるペアガラス(複層ガラス)や、強度の高い強化ガラスにすることも可能です。
「ミラーガラス(プライバシーガラス)」、外から見ると鏡のように景色が反射し、室内を目隠しするガラスです。
室内からは、普通のガラスのように外の景色を見ることができます。「室内からは外の景色が見え、外からは室内が見えない」状態をつくる特殊なガラスです。
また、ミラーガラスは夏の日差し(熱線)を反射する遮熱性能を備えます。リビングなどに使うことで、外からの視線を遮り、夏場の冷房効率を高めることができます。断熱性能の高いペアガラスにすることも可能です。
一方で、夜になると外から見ても普通のガラスのように見えてしまうため、夜間はブラインドやカーテンを引くなど注意が必要です。
「窓の目隠しはしたいが、ガラスを交換するほど手間のかかることはしなくて良い」「1番簡単な方法で目隠しをしたい」という方には、「ガラスフィルム」がオススメです。
ガラスフィルムは今ある窓ガラスにフィルムを貼るだけで目隠しができるため、ガラスを替える必要がありません。
フィルムを貼ることで、ガラスの飛散防止にもなります。目隠しできるだけでなく、ガラスが割れた際も破片が飛び散らず、安全な窓ガラスにすることができます。
フィルムの種類も豊富で、今ではすりガラスのような乳白色のものから柄付きのオシャレなもの、遮熱効果、防犯効果、防虫効果のあるものまで、実に多様なバリエーションから選ぶことができます。
一方で、耐久性はガラスと比べて低く、劣化するたびに貼り替える必要があります。使用環境により差はありますが、室内側にフィルムを貼った場合はおよそ10年がフィルム交換の目安と言われています。
商品画像 | |
---|---|
No | |
ガラス種類 | |
サイズ | |
切断面 | |
程度 | |
在庫数 | |
価格 | |
備考 |