強化ガラスと透明ガラスの見分け方

割れ方に大きな差がある「強化ガラス」と「透明ガラス」ですが、商品の見た目では区別が難しく、「購入したガラスが届いたけど、本当に強化ガラスなの?」「強化ガラスかどうかって、割ってみないとわからないの?」といったご質問をいただくことがございます。
そんな不安をお持ちの方に向けて、このページでは強化ガラスとフロートガラスの見分け方をわかりやすくご紹介します。
この記事のポイント
- 偏光板を使用すれば、割らずに強化ガラスと透明ガラスを見分けられる
- 用意するのは偏光板2枚だけ
ガラスの角にゆがみが見えれば「強化ガラス」

強化ガラスと透明ガラスの違いは偏光板を使った方法で、簡単に確認することが可能です。
〈用意するもの〉
強化ガラス
偏光板×2枚(※)
届いた強化ガラスを2枚の偏光板で挟み、太陽光にかざしてみると、ガラスの角の部分に虹色のゆがみが見えます。
(※)偏光板は、インターネットの大手ECサイト等でご購入いただけます。また、釣りやゴルフなどで使われるレジャー用の偏光グラスでも同じような効果が得られます。
透明ガラスとの比較

強化ガラスと透明ガラスで見え方を比較してみました。
左の透明ガラスはガラスの角が透明のままですが、右の強化ガラスはガラスの角にゆがみがあるのが分かります。
強化ガラスにゆがみが現れる理由

強化ガラスの角のゆがみは、製造工程に由来するものです。強化ガラスは、通常のガラスを高温(約700℃)で加熱し、その後急激に冷却することで強度を高めたガラスです。その冷却時に生じる応力の差がゆがみとして表れています。
「ガラスにゆがみがあるなんて大丈夫なの?」と心配になる方もいるかと思いますが、品質的に問題はありませんのでご安心ください。
ご不明点はお気軽にお問い合わせください
強化ガラスと透明ガラスの見分け方についてご紹介しました。「届いたガラスが本当に強化ガラスなのか確かめたい」という方は、ぜひ偏光板を使って確認してみてください。
強化ガラスについてのご不明点やお困りごとはお電話・メール・お問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。ガラス専門のスタッフが1営業日以内にご回答します。