床にガラスを使用する場合のオススメのガラスや必要な厚みは?
「暗くなりがちな1階を明るくするために、2階の床をガラス張りにすることで必要な光を取り入れたい。」「店舗の床をガラス張りにしてライトアップしたい。」など、ガラスの床を採用したいという声をお客様からいただきます。
ガラスを床に使用する上で不安になることがあると思います。
- 「子供がガラスの上で飛び跳ねても大丈夫?」
- 「屋外で使いたいが、滑り止め付きのガラスはあるか。」
- 「もし割れてしまったときが心配…」
そんな不安な気持ちはありませんか?そこで床にガラスを使用する際のおすすめの方法や、床用に最適なガラスをご紹介いたします!
床用のガラスは使用場所によってオススメのガラスや必要な厚みが異なります
この記事のポイント
- 人が踏んだり重量がかかる場合には「床用ガラス」がおすすめ
- 人が乗らず重量がかからない場所の場合は「強化ガラス」がおすすめ
- 割れた際に人がケガをしたり、落下する危険性がある場合は、床用ガラスがおすすめ
ガラスの上に人が乗る場合
床用ガラスは、2枚の強化ガラスの中間にフィルムを挟み込み、合わせガラスすることによって、人が乗れるぐらい強度を高めた、床専用のガラスです。
合わせガラスですので、万が一割れてしまった場合にもガラス破片が飛散しにくく、脱落しにくいです。割れた際に破片が落下しケガをしてしまうといった事故を防ぐことができます。
床用ガラスは、住宅での採光やのぞき窓として利用されたり、店舗などで床下からの採光やライティング等によく利用されます。
また、デザイン性の高い建造物の床であったり、階段の踏み板として利用されることもあります。階段の踏み板としても、もちろん問題のない十分な強度を持っています。
床用ガラスの種類
滑り止めの有無、透明タイプ・乳白タイプから選んでいただけます。
※透明・乳白タイプは屋内用の床ガラスです。屋外での使用はできません。
床用ガラス(透明)
床用ガラス(乳白)
床用ガラス(透明)滑止タイプ
床用ガラス(透明)滑止タイプ
さらに透過性を高めたデザイン
よりガラスの質感を生かした高透過タイプの床用ガラスもご用意可能です。ガラス表面に滑り止めの凹凸がついているので、屋内・屋外共に安心してご使用いただけます。
高透過 滑り止めタイプ
高透過 縞鋼板タイプ
オススメの厚みは?
下記の表は、一般住宅でガラスを四方枠で固定する場合のオススメの厚みとなります。一般住宅以外の場合は、推奨する厚みも異なりますので、気になる方はお気軽にご連絡ください!
ガラスサイズ | 推奨厚み |
---|---|
100ミリ×100ミリ | 5+5 |
500ミリ×500ミリ | 6+6 |
800ミリ×800ミリ | 8+8 |
1000ミリ×1000ミリ | 10+10 |
※5+5の場合は、強化ガラス5ミリを2枚使用した床用ガラスということになります。
ガラスの上でジャンプしても割れませんか?
人がジャンプするぐらいでは割れないぐらいの安全な強度で計算していますので、大丈夫です。
とはいっても万が一割れた場合はとても危険ですので、故意にジャンプはしないでください。
床用ガラスの製作例・使用例
店舗トイレの床
店舗の床材(間接照明)
住宅の廊下(採光用)
まずはお見積りください!
室内用ガラスドアのお見積り・ご注文は、見積りフォームからお見積りのご依頼を頂くか、 0120-12-4466までお電話いただければ、すぐにお見積りをお出しできます。
ガラスについてのご質問も、お気軽にご相談ください!
ガラスの上に人が乗らない場合
人が乗らず重量がかからない場所の場合は「強化ガラス」がおすすめです。
強化ガラスは、一般的なガラスに比べて3.5倍~4倍の耐圧強度を持つため、人の歩かない場所の場合は十分安心してご使用いただけます。
通路端の照明用の床や間接照明のカバー、ガーデンライトなど、ライトアップ用の床材として多く使用されています。
ガラスの種類
強化ガラスは透明タイプとフロストタイプの2種類からお選びいただけます。下から照明を当て光を拡散させるのであれば、フロストタイプがオススメです。
透明タイプ | フロストタイプ |
オススメの厚みは?
人が乗らず重量がかからない床に使用する場合、強化ガラスであれば厚みは5ミリ以上あれば安心して使用していただけます。
強度に不安がある場合や万が一割れた際に人がケガをしたり、落下する危険性がある場合は、床用ガラスをご使用ください。
強化ガラスを使用した製作例・使用例
道路脇の照明カバー
住宅の間接照明
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ガラスについてのご質問も、お気軽にご相談ください!
床ガラスの施工方法
床にガラスを施工する方法で一般的なのが、床側に枠を設け4辺を支える形でガラスをはめ込む方法です。
4辺で支える | 2辺で支える |
2辺だけではガラスに負荷がかかり過ぎてしまうため、床でガラスを使う場合は、必ず4辺で支えてください。
支えの掛かりはどれくらい必要?
床ガラスを支える場合、ガラスの厚みの2倍以上支えてください。例えば16ミリの床ガラスの場合は32ミリ以上必要になります。
木枠の場合はそのままガラスを設置して問題ありませんが、枠となる支持部分が金属や石材などの硬い素材に設置する際は、直接ガラスを乗せて設置するのではなく、黒ゴム(平板)等の上にガラス全体を乗せるように設置してください。
8ミリ+8ミリの合わせなら、16ミリ×2=32ミリ以上必要
※必ず4辺を支えてください。