当社の販売している「普通透明ガラス」と「アクリル(ガラス色)」の違いについて比較してみました。写真のように見た目は全く同じですが、価格や性能にどのような違いがあるのでしょうか?また、強化ガラスもとても素晴らしいガラスですので、いっしょに比べてみました。
アクリルは、熱可塑性の「汎用プラスチック」です。ポリカーボネートのような汎用エンジニアリングプラスチックと比べ、加工がしやすくコストも安価なプラスチックです。
アクリルは軽量でありながらも強度に優れていることから、ガラスの代用品としてよく用いられます。
フロートガラス ( 透明ガラス ) は、ガラスの中でも最も一般的に使用されているガラスです。窓や家具のガラス、洋服店などのお店の商品陳列棚としてよく利用されています。
強化ガラスは、フロートガラスの約 3.5 倍~4 倍の耐圧強度を持つガラスで、割れてもケガをしにくく安全です。
一般的にはガラスよりもアクリルの方が安いイメージだと思われている方が多いですが、実際は同じ大きさだとガラスの方がお安く購入できます。
アクリルは割れないことが最大のメリットですが、強化ガラスは通常のガラスの3.5倍から4倍の強度をもち、割れても粉々になる為、安全ガラスとも呼ばれています。
アクリル | 普通透明ガラス | 強化ガラス | |
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強度 |
![]() 割れない |
![]() 割れる |
![]() 割れにくい (割れても安全) |
傷(キズ) |
![]() |
![]() |
![]() |
重量(軽さ) 90×180センチ (5ミリ) |
![]() 9.6kg |
![]() 20.3kg |
![]() 20.3kg |
耐熱温度 |
![]() 80℃ |
![]() 110℃ |
![]() 200℃ |
最大サイズ | 160センチ×240センチ | 121.9センチ×243.8センチ | 121.9センチ×243.8センチ |
厚みの種類 (ミリ) |
1〜10ミリ※1 | 2〜19ミリ※2 | 4〜19ミリ※3 |
けが防止対策をしたい方 |
小さなお子様のいるご家庭や学校、施設などで、万一の事態に備えて対策したい場合には、アクリルをお使い下さい。強化ガラスは割れにくいガラスですが、アクリルよりも硬くて重みがあります。けが防止にはアクリルをお勧めします。 |
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移動を楽にしたい方 |
ガラスよりもアクリルの方が軽いので、移動で運ぶ時に扱いやすい商品です。 |
手頃な価格でガラスが欲しい方 |
普通のガラスは高く思われがちですが、実際はアクリルよりも安く購入できます。安全面をより重視するなら、強化ガラスがお勧めです。 |
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傷の付きにくさを重視される方 |
物や素手で触りやすい場所での使用は、一般的に傷がつきにくいガラスがお勧めです。ガラスとアクリルの傷の付きやすさの違いについては、動画で確認することが出来ますので御覧ください。 |
ガラスって高いイメージですが、実際に同じ厚みで比べてみますと、ガラスの方が安くなります。また、当社は強化ガラスに特別強い為、強化ガラスでもアクリルの価格よりもお安くご提供することが可能です。
ガラスは割れるから、アクリルを選ばれる方が多いと思いますが、強化ガラスは普通のガラスと違って、3.5倍の強度をもちます。また、万が一割れても破片が粉々になり安全ですので、安全ガラスとも呼ばれるガラスです。
普通ガラスの割れ方
割れた破片がナイフのように鋭く危険です
強化ガラスの割れ方
破片が粉々になるため安全です
ガラスとアクリルを比較してみてわかったことは、割れにくく、価格もお手頃なで、小傷が付きにくく高級感のある「強化ガラス」が一番お勧めです。
それでも「割れない」や「軽量」が魅力で、アクリルを選ばれる方は、当社の販売する、見た目が完全にガラスのガラス色のアクリル「割れないガラス」がお勧めです。ガラスのような高級感を演出できるアクリルですので、テーブル天板(テーブルトップ)や棚板などにお勧めです。
A アクリルはホームセンターなどでも売られているため、安いイメージがありますが、同じ厚みや同じサイズにした場合に、ガラスの方が安くなります。ただ、一般的なガラス屋さんでガラスを購入すると、問屋さんなどの中間マージンや輸送コストが発生する為、高くなる可能性がありますが、当社はガラス工場直送ですので、価格を安くご提供することが可能なのです。
A 実験してみました。ガラスとアクリルを100円玉やカッターなどでひっかいてみた場合の傷の付き具合を動画で撮影しました。
執筆者
大壁 勝洋
デザインガラス.COM 代表
一級ガラス施工技能士
ガラスのインターネット販売サイト「オーダーガラス板.COM」の運営を2005年から開始し、今ではガラスの販売枚数が170万枚を突破しています。
ガラスのインターネット販売を18年間行う中で蓄積した知識と事例をもとに、間違えやすいアクリル板とガラス板の違いをわかりやすく解説します。
チャンネル・アングル
ガラスの間仕切りや破損どめとしてもよく使用されている金物です。
その他金物
ガラス間仕切りを固定するための金物です。
ダクト穴付き断熱パネル
現場でのパネルのダクト穴開け加工は不要。穴あけ加工済みの断熱パネル「ダクト穴付き断熱パネル」